2016.01.05 Tuesday
進化しつづけるゲーム
スマホを肌身離さず持ち歩き、つねにスマホをいじっている人がいる。人とつながっていたいと思い、メール(ライン?)をしっきりなしに打っている女子学生。そうかと思えば、携帯でゲームに興じる男子学生、いや学生だけでなく大人、年齢性別に関係なくはまっている人が多い。そう、かつて(1980年代くらいまで)はどこでも煙草が自由に吸え、ちょっと間がもたないときにサッとポケットから取り出して煙草に火をつけた。それが、現代では煙草を吸えるところは極端に限られ、その煙草替わりに携帯ゲームということなのだろうか。ゲームというのは脳を刺激するいわば知的遊戯だが、IT系の分野で一番進化したのはこのゲームではないだろうか。時間があいたとき「時間をつぶす」という、そういうときに携帯ゲームはもってこいだが、僕は時間をつぶすという考え方が嫌いで、逆に時間は自分でつくるものだと思っている。携帯、PCのゲームからゲーセン、パチンコ、パチスロへ、そしてカジノへとつながっている。時間はお金であり、ゲームに興じていても、何も始まらないように思うのだが。ゲームはある意味時間焼却機であり(かつて僕はテレビは時間焼却機といったが)、自己閉鎖型人間をつくる機械なのかもしれない。マイナンバーを所有した(国家に管理された)ゲームプレーヤーにならないために、テレビの次はゲーム、脳を刺激し麻痺させるゲームからそろそろ目覚める(卒業する)必要があるのではないだろうか。