2012.01.23 Monday
恩師に乾杯。
サントリー オールドのCM、1977〜1996をYouTubeで見た。僕が捜していた羊飼いの青年が登場するCMがあった。それ以前、大学の図書館でADC年鑑などを調べたが見つからなかった。なぜ、今ごろ、そんな古いCMが気になりだしたかというと、僕は大学4年時、建築家の竹山実さんのゼミに在籍していた。そのとき自分が興味あるテーマを出し合い、みんなでディスカッションをする授業があった。僕は、その頃サントリーのCMに惹かれ、そのCMをテーマとして提出した。1979年に放映されていたものだと思うが、羊飼いの青年が羊を引き連れて野原を歩き回っているシーンがあり、(今も状況としてはあまり変わっていないと思うが、その当時の日本人の生活と比べて)「どっちが人間らしいのか、どっちが豊かなのか判らなくなった。」というナレーションが入る。建築とはあまり関係ないテーマに呆れて、竹山さんには取り上げてもらえないかもしれないという不安もあった。ところが、竹山さんはCMであっても建築と同等に取り上げ、ディスカッションのテーマとして扱ってくれた。嬉しかった。それがきっかけかもしれないが、卒業時に竹山さんに編集の仕事を紹介していただき、今日に至っている。そのCMの最後は、「素朴で飾ることを知らない青年。こうして、グラスを傾けると、妙に彼が懐かしい。あいつに乾杯。」で終わる。僕は、今見ても楽しめ、30年以上経っても古びないサントリーCMと僕の恩師に感謝を込めて乾杯。
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